フロネシス・パートナーズ株式会社 / Phronesis Partners Co., Ltd.

投資哲学・特徴

投資戦略と投資基準

当社の投資戦略の根幹は、投資先企業の売上と利益の持続的な成長を実現する「成長型バイアウト投資」です。

当社は、持続的な売上と利益の成長を実現する企業は一様に優れた価値を生み出す力(Value Proposition)が強い企業であることに着目し、本ファンドの投資基準を「Value Propositionの強い企業になりうる事業の特徴や業態をもっているか」とします。
特にSmall-End企業は、事業戦略の再構築を行い、事業運営を改善することにより潜在力を引き出す余地が大きいと考えております。

投資戦略

「成長型バイアウト投資」

投資先企業の売上と利益の
持続的な成長を実現する

Value Proposition(優れた価値を生み出し続ける力)の強い企業を輩出する

投資基準

Value Propositionの潜在的な構成要素
事業モデル

業態

文化
特徴 事例
  • 社会構造の変化を事業機会として捉える
  • 環境関連、ヘルスケア関連、人材・教育関連、セキュリティー関連
  • コアとなる強みを持つ
  • 特許や差別化された製造プロセスを持つ製造業
  • Value Chainにおける位置づけ・事業モデルに特徴がある
  • 事業者向けサービス
  • ITソフトウェア関連
  • 徹底した顧客志向を持つ
  • ブランド力のある消費財
  • 事業者向けサービス
  • ITソフトウェア関連
  • 創造性・革新性を重視する企業文化を持つ

本邦の中小企業(企業価値20~60億円)「Small-End of Small-cap」に特化

フロネシス成長型バイアウト投資のサイクル

当社は、様々な情報ソースから事業潜在力のある中小企業を発掘・選別し、適切な投資スキームを構築、事業戦略の再構築と経営執行の支援を行います。投資先企業の成長を通じて最適な投資出口を実現するサイクルを通じて、卓越した投資利回りの実現をはかります。

投資先候補から選ばれる
バイアウト・ファンドに

投資案件の発掘

  • 案件のタイプ:
    事業承継、停滞企業への資本注入、大企業からのCarve-Out
  • 発掘:
    投資候補先等への直接的アプローチ
    金融機関・M&Aアドバイザー等との協働
    創業パートナーの幅広いネットワーク
  • Value Propositionの構成要素をもつ企業を選定

投資手法

  • 経営権と投資出口をコントロールできるエクイティ投資
  • 議決権1/3未満の取得については投資対象としない
  • 投資先企業の持続的な成長のため適度な水準でレバレッジを活用
  • 普通株式と償還型優先株式等を組み合わせ、投資期間中の部分的な回収をはかる
  • 債務過多企業に対する増資引受・バランスシートの再構築

Value-up

  • 「事業戦略の再構築」事業精査、中期計画の策定、シナリオ分析等
  • 「事業・組織運営の改善」事業・組織の現状確認、実態に沿った改善策の実施
  • 「経営人材の供給」後継者が必要な場合には経営人材を派遣
  • 「成長資金の供給」R&Dや設備投資を予算化、追加買収等への追加投資

投資出口

  • 優先株式等の償還による、投資期間中の部分回収
  • 様々な投資出口を検討し最善の方策を選択
    1. 事業会社への売却
    2. MBO(金融投資家との協働)
    3. 株式公開

Value-up戦略

当社のValue-up戦略は①投資先企業の事業戦略の再構築と②事業・組織運営の改善から構成され、それらを実行する過程で必要となる③経営人材の供給と④成長資金の供給を行うことが大きな特徴です。

戦略策定・実践

DD Phase
事業戦略の再構築
  • 既存市場の分析
  • 潜在市場、新チャネルの分析、海外進出の検討
  • 市場競合の中での位置づけ、強み・弱みの確認
  • Value Chainでの事業機会の再定義
  • 事業領域の再定義
  • 新製品への投資検討
  • 追加買収等M&A戦略の検討
  • ミッション・ビジョンの確認
  • 中期事業計画の策定など
投資後
事業・組織運営の改善
事業・組織の現状確認
  • 投資仮説の検証
  • 意思決定システムの検証
  • 戦略執行のための組織・人事システムの整合性検討
事業戦略に沿った改善
  • サプライチェーン、生産工程、マーケティング、営業体制、人事制度、ITシステム等の見直し

経営リソースの供給

経営人材の供給
  • 多くの中小企業で次世代を担う人材が不足
  • 今後高年齢化した経営者が引退する中で事業継承が課題
  • この経営者不足を補う人材を中小企業に提供することで企業の潜在力を具現化する
次世代経営者の派遣
成長資金の供給
  • 企業の潜在力を具現化するために研究開発投資や設備投資、または営業・人材面などの先行費用が必要になる可能性
  • 事業計画に沿った十分な投資予算を確保する財務計画の策定
  • 追加買収を含めて成長のための資金を追加で供与
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